「ローマの休日」から「オーメン」までグレゴリー・ペックの世界

拳銃王 (1950) : The Gunfighter

「私も貴方も」などのシナリオ・ライターとして知られるナナリー・ジョンソンが製作を担当した1950年度西部劇。アンドレ・ド・トスと西部劇専門のウィリアム・ボウアズの原作を、ボウアズとウィリアム・セラアスが脚色、ヘンリー・キングが監督している。撮影はアーサー・ミラー、音楽はアルフレッド・ニューマンが担当する。

監督:ヘンリー・キング
出演:グレゴリー・ペック、ヘレン・ウェスコット、ミラード・ミッチェル、スキップ・ホメイヤー、ジーン・パーカー

拳銃王 (1950)のストーリー

西部きっての速射の名人とうたわれ、悪名一世に轟き渡っていたジミイ・リンゴオ(グレゴリー・ペック)は、やくざから足をあらい、別れた妻と再縁して平和な生活に戻ろうと、彼女の元へ急いでいた。途中、彼に喧嘩を売って名を揚げようとしたチンピラを正当防衛で射倒した彼は、被害者の3人の兄たちからつけ狙われつつ、妻の住むカイアンの町へ辿り着いた。リンゴオ来るの報に町は大騒ぎになったが、昔彼の仲間であった保安官のマーク(ミラード・ミッチェル)は、妻との話がつき次第、直ちに町を立退くよう、彼に忠告した。しかし妻のペギイ(ヘレン・ウェスコット)はマークに向かって、夫とは会いたくないとつっぱね、一方酒場で事の成行きを案じているリンゴオの所へはやくざのハント(スキップ・ホメイヤー)が喧嘩を売りに押しかけて来た。マークから妻の意中を聞いたリンゴオはおとなしく町を去ろうとしたが、偶然旧い女友達の唄手モリイ(ジーン・パアカア)が彼をみつけ、妻をもう1度口説くことを約したので、彼も追手が迫るまで待つことになった。保安官は気負い立つハントを町から去らせ、そしてやっとリンゴオは駆けつけた妻と息子に会うことが出来、1年後の再会を約した。その時3人の追手は酒場の外へ迫り、保安官がそれを発見して、出発しようとしたリンゴオは間一髪で難を免れたが、瞬間、物陰からのハントの1弾が彼を倒した。リンゴオは、自分を射った青年に、死ぬまでやくざの苦しみをなめるがいいと叫びつつ、息を引き取った。リンゴオの葬式の日、町からは新しいやくざの英雄ハントが旅立っていく。

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