死を意識した主人公が、自らの人生に影響を及ぼした女たちを回想する文豪・ヘミングウェイが自身をモデルした小説の映画化。ヘンリー・キングが監督に当たったテクニカラーのメロドラマ。原作は「誰が為に鐘は鳴る」のアーネスト・ヘミングウェイの短編、脚色はケイシー・ロビンソンである。撮影はレオン・シャムロイ、音楽はバーナード・ハーマンが担当した。
監督:ヘンリー・キング
出演:グレゴリー・ペック、スーザン・ヘイワード、エヴァ・ガードナー、ヒルデガード・ネフ、レオ・G・キャロル、「黒ばら」のトリン・サッチャー、エヴァ・ノリング、ヘレン・スタンリー、マルセル・ダリオ
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キリマンジャロの雪 (1952) のストーリー
アフリカの最高峰キリマンジャロの麓に、妻ヘレン(スーザン・ヘイワード)を連れて狩猟に来ていた小説家ハリー・ストリート(グレゴリー・ペック)は、脚にうけた傷が壊疽になり、明日をも知れぬ命になった。瀕死の床でヘレンの看護をうけつつ、ハリーは自分が今まで歩んで来た波乱の人生を思い出していった。彼が18歳のとき、初恋の娘コニーと些細な感情のもつれから仲が破れた。ハリーは両親を早く失い、ビル伯父に後見され、将来作家になろうと志していた。ビルは彼に、小説家になるなら狩猟を通して人生を究めよと忠告した。ハリーの思い出はパリに移る。モンパルナスで初めて逢った美しいモデル女シンシア(エヴァ・ガードナー)と恋におちたハリーは、彼女をモデルに処女作を発表した。シンシアはこの小説から得た金でハリーとパリに安住するつもりだったが、ハリーは彼女を連れてアフリカへ狩猟に出かけた。シンシアは妊娠していたが、狩に夢中になっていたハリーには気づかなかった。結局シンシアは流産した。その後、ハリーは彼女を連れてスペインへ闘牛見物に出かけた。ここでハリーは、新聞社から報道の仕事をたのまれたため、シンシアをほったらかしにしていた。シンシアはついにカフェのダンサーと一緒に駆け落ちしてしまった。新聞社の仕事を終えたハリーは第2作を発表、流行作家になった。やがて彼はリヴィエラで伯爵令嬢リズ(ヒルガード・ネフ)と関係を持ち、彼女の妖しい魅力にひかれた。しかし彼はシンシアを忘れることが出来ず、彼女の居所を知って手紙を出した。その頃、彼は路上で見知らぬ女をシンシアと間違えて声をかけたが、その女こそいまの妻ヘレンなのだ。待っていたシンシアからの返信は、リズがハリーの目の前で引き裂いてしまった。ハリーはリズを捨て、スペインの内乱に参加した。シンシアが看護婦として従軍していると聞いたからだ。激戦のさなか、ようやく再会したシンシアは重傷を負ってすぐに死んでしまった。内乱後、ハリーはシンシアを失った傷心を抱いてパリに帰った。ビル伯父は死んでおり、ハリーは偶然ヘレンに再会して結婚し、伯父の遺書の謎の言葉を解くためキリマンジャロにやって来たのだ。--ハリーは危篤におちいった。ヘレンは医書を頼りに手術をして彼を救った。そこへ救援の飛行機の爆音が響いてきた。

